【12月1日 Xinhua News】中国の動画配信大手、嗶哩嗶哩(ビリビリ、bilibili)が11月29日発表した2022年第3四半期(7~9月)決算は、純売上高が前年同期比11%増の58億元(1元=約19円)、調整後純損益が18億元の赤字となり、赤字額は前年同期の16億元から拡大した。

 デイリーアクティブユーザー数(DAU)は9030万人、月間アクティブユーザー数(MAU)は3億3300万人に迫り、いずれも25%増となった。ユーザーの1日あたりの使用時間は96分で、過去最長を更新した。

 売上高を事業別に見ると、モバイルゲーム事業は6%増の15億元、付加価値サービス事業は16%増の22億元、広告事業は16%増の14億元。電子商取引(EC)とその他事業は3%増の7億5800万元だった。

 同社は最終赤字となった要因について、コミュニティーの活発さを維持するため、動画クリエーターへのインセンティブと著作権購入を拡大し続けていることが大きかったと説明した。7~9月の営業費用は収益分配コストとコンテンツ関連コストがかさんだことで、13%増の47億元に上った。うち収益分配コストは11%増の24億元だった。(c)Xinhua News/AFPBB News