【11月30日 Xinhua News】サッカー・ワールドカップ(W杯)で盛り上がるカタールでは、中国産の羊肉が人々の食卓を飾っている。内モンゴル自治区ウラド税関によると、W杯の開催に合わせ、良質の羊肉が同自治区からカタールに大量に輸出された。

 同自治区バヤンノール市の経済技術開発区で食肉の生産・加工・販売を手掛ける内モンゴル草原鑫河食品は7月以降、W杯期間中の需要を見越したカタールの取引先から計50トン余りの羊肉を受注し、2回に分けて出荷した。同市の食用羊の飼育頭数と出荷頭数は中国トップクラス。バヤンノール産の羊肉は肉質が柔らかいことで知られ、年間輸出額は1千万元(1元=約19円)を超える。

 今年1~10月の同市のカタール向け農産物と肉製品の輸出は、前年同期比34・5%増の370万元に上った。(c)Xinhua News/AFPBB News