【11月30日 AFP】米地質調査所(USGS)は28日、ハワイ州にある世界最大の活火山マウナロア(Mauna Loa)の噴火について、溶岩が最大60メートルの高さにまで噴出し、複数の溶岩流も確認されたと明らかにした。

 マウナロアは27日、約40年ぶりに噴火。現在は4か所に亀裂ができている。

 USGSは、溶岩が約30~60メートルの高さに噴き上がる場面も見られたとしている。また、「亀裂からは噴煙が上がり、溶岩流も認められた。噴煙は主に北西方向に流れている」と報告した。

 USGSは29日には、「最長かつ最大の溶岩流は3番目の亀裂から噴出している」と指摘。4番目の亀裂から噴出した溶岩は最大約10メートルの高さに達したと述べた。

 専門家は、現時点では人的・物的リスクはないとしている。(c)AFP/Huw GRIFFITH