【11月30日 AFP】米北部ミネソタ州の湖で28日、凍った湖面の一部が分離し、アイスフィッシング(穴釣り)をしていた約200人が氷上に取り残される出来事があり、大規模な救助活動が行われた。

 同州は1万個以上の湖があることで知られ、冬には多くの人が穴釣りに興じる。

 地元ベルトラミ(Beltrami)郡保安官事務所がフェイスブック(Facebook)で発表したところによると、アッパーレッド湖(Upper Red Lake)でこの日、人々がシーズン初めの穴釣りを楽しんでいたところ、足元の氷が湖畔からゆっくりと流されていることに一部の人が気付き、緊急通報した。

 保安官事務所の職員らが到着した際、現場では凍った湖面の広範囲が分離しており、水面が約30メートルにわたり釣り人と湖畔を隔てていた。

 釣り人の中には、氷が分離したことに気付いていない人もいた。当局は、ボートや全地形万能車(ATV)、ドローン、仮設橋などを使い、3時間以上かけて釣り人たちを避難させたという。(c)AFP