【11月29日 AFP】米国防総省は28日、フィンランドに対し、戦術ミサイルなど総額3億2300万ドル(約450億円)規模の兵器売却が承認されたと発表した。

 売却されるのは、戦術ミサイル「AIM9XブロックII(AIM 9X Block II)」40発とスタンドオフミサイル「AGM154」48発。

 同省は声明で、「売却が実現すれば、フィンランドの空対空および空対地兵器の能力が向上し、米国と北欧諸国の関係に良い影響を与える」と説明。さらに、「欧州の政治的安定と経済発展を支える重要な存在である、信頼できるパートナー国の安全保障を向上させることにより、米国の外交方針と国家安全保障が強化される」との見方を示した。

 今回の売却については、米議会で正式承認を得る必要があるが、これは形式上の手続きにとどまるとみられている。(c)AFP