【12月4日 CGTN Japanese】中国東部・浙江省(Zhejiang)の医師が自分の右手で左手に手術を行ったことが、ネット上で話題になっています。

 台州市中心医院の超音波検査科の副主任である周剣宇(Zhou Jianyu)さんは、20年以上にわたって超音波検査に従事し、疲労のため左手に腱鞘ガングリオンができました。手首の痛みは仕事に支障が出るほどひどくなり、勤務中は外来で忙しいことから、退勤後に自ら手術することを決めました。

 周医師は、右手で左手首に消毒や麻酔をし、同僚の助けも借りて、神経や血管、腱などを避けて腫瘍を針で破って周辺の結合織を処理し、4~5分で手術を終えました。

 周医師は「医師が自分に手術を行うのは珍しいことではない。小さな病気は自分で治せばいい。今回、自分に腱鞘ガングリオンの手術をしたことで、患者へのより良い治療のために経験を積んだ」と語っていました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News