【12月3日 CGTN Japanese】北京市は交通分野の低炭素排出へのモデルチェンジを促進するため、2023年までに水素燃料電池車の保有台数を3000台に、2025年までには1万台に増やしていく方針を明らかにしました。

 このほか、2025年までに北京市は水素ステーション74カ所を設置し、1日の水素提供能力を148トンに引き上げ、1日に126トンという水素エネルギー車の需要を満たす計画です。

 今年8月現在、北京市では水素エネルギー車1528台が利用されており、これには大中型バス、物流車両、コールドチェーン物流車両、清掃車、個人の乗用車などが含まれています。このほか、水素エネルギー車の日常の利用を確保するため、市内には水素ステーション11カ所が設置され、うち10カ所の運営がスタートしました。

 電気自動車(EV)と比べれば、水素エネルギー車は走行可能距離が長く、水素補充の所要時間が短く、ゼロ・エミッションと汚染がないという特徴を持つ一方で、低温、山間地帯、重負荷、長距離走行の場面に適しています。北京の水素エネルギー車は貨物輸送、清掃、郵政、路線バス、観光バス、省をまたぐ旅客輸送などの分野における利用台数は13万7000台と予測されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News