【11月27日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は27日、W杯カタール大会(2022 World Cup)のブラジル戦でコソボを表現する旗を控室に掲げたとして、セルビアサッカー連盟(FSS)に対する処分の手続きを開始した。

 コソボサッカー連盟(FFK)は、コソボを国の一部として含めた地図と「降伏はない」というスローガンが記されたセルビア国旗が掲示された写真を受けて、FIFAに苦情を申し立てていた。

 FIFAの懲罰規定では「攻撃的な振る舞いやフェアプレーの原則の違反」、「スポーツイベントを非スポーツ的性質のデモに利用すること」などを禁止している。

 コソボは、住民の大多数をアルバニア人が占める旧ユーゴスラビア領で、2008年にセルビアから独立を宣言したが同国はこれを認めていない。(c)AFP