【11月27日 AFP】男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2022)は26日、決勝ラウンドの準決勝が行われ、フェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime)が単複両方で勝利したカナダが、2勝1敗でイタリアから逆転勝利を収め、オーストラリアとの決勝に進出した。

 カナダはデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov)が6-7(4-7)、7-6(7-5)、4-6でロレンツォ・ソネゴ(Lorenzo Sonego)に敗れて1試合目を落としたが、世界ランキング6位のオジェ・アリアシムが6-3、6-4でロレンツォ・ムゼッティ(Lorenzo Musetti)に勝利して追いついた。

 最終戦のダブルスでは、バセック・ポスピシル(Vasek Pospisil)のパートナーに不調のシャポバロフに代えてオジェ・アリアシムを起用する賭けに出ると、これが奏功し、7-6(7-2)、7-5でマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini)/ファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini)組を下した。

 シングルス16位だが、ダブルスでは827位のベレッティーニは、直前になってシモーネ・ボレッリ(Simone Bolelli)に代わって起用されたが、こちらはフィリッポ・ ボランドリ(Filippo Volandri)監督の策が裏目に出た。

 2019年に決勝に進出したものの、スペインに敗れたカナダは、27日の決勝で大会初制覇を目指す。一方のオーストラリアは、28回目の優勝を飾った2003年以来の決勝となる。(c)AFP