【11月27日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)のチーム初戦で、ドイツから金星を挙げた日本代表だが、主将の吉田麻也(Maya Yoshida)は、27日のコスタリカ戦で「下手な踊り」はできないと話している。

 日本は23日のドイツ戦に2-1で勝利し、決勝トーナメント進出に大きく前進した。一方のコスタリカは、初戦のスペイン戦に0-7で大敗して手負いの状態にあるが、吉田は相手を軽く見ることはないと強調している。

 吉田は「ようやくスポットライトが当たったと言ったが、ここで下手な踊りは見せられない」と気を引き締め、「(ドイツに)勝って精神的に楽になったのは間違いないが、浮足立たずにしっかりといい準備をし、勝ち点を取ることに集中したい。まだ何も勝ち取っていない」と話した。

 吉田は、組み合わせが決まってからの国内メディアは、ドイツとスペインという欧州の強豪との対戦に注目しがちで、コスタリカ戦は「後回しにされてきた」と指摘。スペイン戦で屈辱を味わったコスタリカの奮起を警戒し、「(コスタリカは)大敗した後で、意地をかけて戦ってくる。W杯に簡単なチームはない」とコメントした。

 日本は過去にW杯で決勝トーナメントに3度進出しているが、グループ初戦から2連勝したことはない。コスタリカに勝利し、後の時間帯の試合でスペインがドイツに勝利すれば、日本とスペインのグループ突破が決まる。ドイツが勝つとグループは混戦になり、得失点差の争いになる可能性がある。(c)AFP