【11月26日 AFP】男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2022)は25日、決勝ラウンドの準決勝が行われ、通算28度の大会制覇を誇るオーストラリアが昨年準優勝のクロアチアを2勝1敗の逆転で下し、2003年以来の決勝進出を果たした。

 オーストラリアは第1試合でタナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis)が4-6、3-6でボルナ・チョリッチ(Borna Coric)に先勝された後、第2試合でアレックス・デミノー(Alex De Minaur)が全米オープン(US Open Tennis Championships)元王者のマリン・チリッチ(Marin Cilic)を6-2、6-2で下し、1勝1敗で並んだ。

 最終ダブルスでは、マックス・パーセル(Max Purcell)/ジョーダン・トンプソン(Jordan Thompson)組が、昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)を制したニコラ・メクティッチ(Nikola Mektic)/マテ・パビッチ(Mate Pavic)組から6-7 (3-7)、7-5、6-4で金星を挙げ、チームを決勝に導いた。

 オーストラリアを率いるレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt)監督は「ここまで長かった」と振り返り、「われわれは非常に誇れるデビスカップ王国であり、自分は選手たちをとても誇りに思う。彼らは決勝の舞台にふさわしく、優勝の可能性を持っている」と胸を張った。

 26日に行われるもう一つの準決勝ではカナダとイタリアが対戦し、その勝者が27日の決勝でオーストラリアと激突する。(c)AFP