【11月26日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)は25日、グループAの試合が行われ、開催国カタールは1-3でセネガルに敗れ、2連敗でグループリーグ敗退が決まった。

 W杯開催に2000億ドル(約28兆円)ともいわれる費用を投じたカタールだったが、2010年大会(2010 World Cup)の南アフリカに続いて史上2か国目となる開催国の1次ラウンド敗退を喫した。

 試合はセネガルが前半にブライェ・ディア(Boulaye Dia)、後半にファマラ・ディエディウ(Famara Diedhiou)が得点。カタールは78分に途中出場のモハメド・ムンタリ(Mohammed Muntari)が1点を返して劇的な幕切れへの舞台を整えたが、その6分後に同じく途中出場のバンバ・ディエン(Bamba Dieng)にゴールを許し、勝負を決められた。

 アジア王者のカタールは、数時間後に行われる同組のもう1試合でエクアドルがオランダに勝利すれば生き残る可能性があったが、結果は1-1の引き分けに終わって敗退が決まった。終盤に投入されたタレク・サルマン(Tarek Salman)は「サポーターと国には大変申し訳ないと言いたい」と肩を落とした。

 一方、アフリカ王者のセネガルは、オランダに0-2で敗れた初戦から立て直し、決勝トーナメント進出に望みをつないでいる。(c)AFP/Andrew MCKIRDY