【11月25日 AFP】ドイツの首都ベルリンの首相府前に設置されたクリスマスツリーのライトアップ時間が、節電のため短縮される。政府報道官が24日、明らかにした。

 昨年は一日中つけられていたが、今年は午後4時から同8時までの4時間に制限されるという。ツリーには4920個のLEDライトが飾り付けられており、1時間当たりの消費電力は287ワットに上る。

 首相府から数百メートル離れたブランデンブルク門(Brandenburg Gate)前に設置されたクリスマスツリーの点灯時間も、例年の24時間から6時間に短縮される。ベルリンでは7月以降、約200の記念碑や建物のライトアップが深夜には消灯されている。

 ロシアによるウクライナ侵攻の影響でエネルギー価格が高騰し、欧州では今冬、エネルギー不足が懸念されている。(c)AFP