【11月25日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)に出場しているポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は、自身のゴールなどで24日のガーナ戦に3-2で勝利した後、所属していたイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)での騒動は過去のものだと述べた。

 数日前にユナイテッドとの契約を解消したベテランFWのロナウドは、この試合の65分にPKで先制点をマーク。W杯4大会でゴールを挙げたペレ(Pele)やウーヴェ・ゼーラー(Uwe Seeler)、ミロスラフ・クローゼ(Miroslav Klose)を上回り、史上初めて5大会連続でゴールを決めた。

 ジョアン・フェリックス(Joao Felix)と新鋭ラファエル・レオン(Rafael Leao)にも得点が生まれたこの一戦でマン・オブ・ザ・マッチに輝いたロナウドだが、試合後の記者会見では2分間しか報道陣に時間を許さず、答えた質問は一つだけだった。

 ロナウドは「美しい瞬間だった。自分にとって5度目のW杯で、われわれは勝ち、良い出だしを切れた。最初の試合が大切であることは理解しているし、非常に重要な勝利だ。世界記録もとても誇らしい」とコメントした。

 ユナイテッドは今週、テレビのインタビューでクラブとエリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)監督を批判したロナウドの退団を発表していた。

 しかしロナウドは、ユナイテッドでの時間がほろ苦い形で終わりを迎えたことについてのショックを一切見せていない。

 ロナウドは「重要な一歩だった。この章を締めくくる1週間だった。幕は下ろされた。良い足取りでスタートを切りたい」と付け加えた。

「私はチームを救えるのだから、あとはどうでもいい」

 ポルトガルを率いるフェルナンド・サントス(Fernando Santos)監督も、これが最後のW杯になる可能性が高い37歳のロナウドについて、サッカー界のレジェンドだと称賛した。

 指揮官は「彼の偉業は語り継がれていくと確信している。彼は超人であり、サッカー界のレジェンドの一人」と話した。

「彼は50年後も語り続けられているだろう」 (c)AFP