【11月25日 AFP】オーストラリアで5歳の男児がニシキヘビに巻きつかれてプールに引きずり込まれたが、無事に救出された。父親のベン・ブレイクさんが25日、地元ラジオ局に明らかにし、「これぞオーストラリアだ」と語った。

 現場はサーフィンの聖地として知られる東部バイロンベイ(Byron Bay)。ブレイクさんによると、息子のボー君(5)がプールサイドで遊んでいたところ、茂みから飛び出してきた体長約3メートルのニシキヘビに襲われた。

 ヘビはボー君にかみついた後、脚に巻きついてプールへ引きずり込んだ。76歳の祖父が駆けつけてプールに飛び込み、ボー君を引き揚げたが、ヘビは巻きついたままだった。ブレイクさんが加勢し、15~20秒でヘビを引き離したという。

 ニシキヘビに毒はないが、ボー君は感染症予防のために治療を受けている。

 ブレイクさんはこの出来事を「試練のようなもの」と表現。バイロンベイでヘビは日常生活の一部だと説明し、「これぞオーストラリアだ」と語った。引き離したヘビは、そのまま茂みに戻っていったという。(c)AFP