【11月25日 AFP】男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2022)は24日、決勝ラウンドの準々決勝が行われ、1976年以来のタイトル奪還を目指すイタリアと、2019年大会準優勝のカナダがそれぞれ2勝1敗で勝ち進み、準決勝で激突することになった。

 世界15位のヤニック・シナー(Jannik Sinner)と同16位のマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini)を欠くイタリアは、世界9位のテイラー・フリッツ(Taylor Fritz)と同19位のフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe)を擁する米国に打ち勝った。

 イタリアは第1試合で世界45位のロレンツォ・ソネゴ(Lorenzo Sonego)が6-3、7-6(9-7)でティアフォーを撃破。続く第2試合では、ロレンツォ・ムゼッティ(Lorenzo Musetti)が第1セットで健闘したもののフリッツに6-7(8-10)、3-6で敗れ、米国に1勝1敗と並ばれた。

 しかしイタリアは第3試合のダブルスで、2015年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2015)を制したシモーネ・ボレッリ(Simone Bolelli)/ファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini)組が、第1セットの第9ゲームと第2セットの第7ゲームでブレークを奪い、トミー・ポール(Tommy Paul)/ジャック・ソック(Jack Sock)組を6-4、6-4で退けた。

 一方、カナダはこの日ドイツと対戦。第1試合では、世界152位のジャン・レナード・ストラフ(Jan-Lennard Struff)が6-3、4-6、7-6(7-2)で同18位のデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov)に番狂わせを演じ、ドイツが先勝。第2試合では、決勝ラウンド出場選手で最高の世界6位につけるフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime)が7-6(7-1)、6-4で同65位のオスカー・オッテ(Oscar Otte)を退け、カナダが1勝を返した。

 最後のダブルスでは、バセック・ポスピシル(Vasek Pospisil)/シャポバロフ組が2-6、6-3、6-3でケビン・クラビーツ(Kevin Krawietz)/ティム・プッツ(Tim Puetz)組を下し、カナダが通算4度目の4強入りを決めた。(c)AFP