【11月25日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)は24日、グループGの試合が行われ、スイスはブリール・エンボロ(Breel Embolo)の得点を守り抜いてカメルーンを1-0で下した。

 アルジャノブ・スタジアム(Al Janoub Stadium)に乗り込んだスイスは、48分にエンボロが出身国であるカメルーン相手にゴールを奪い、優勝候補ブラジルやセルビアが同居するグループGで重要な勝ち点3を手にした。

 一方のカメルーンは2002年の日韓大会(2002 World Cup)までさかのぼり、W杯ではこれで8連敗となった。

 カメルーンを率いるリゴベル・ソング(Rigobert Song)監督は、大会が始まれば同国が国際サッカー連盟(FIFA)のランキングで下位に沈んでいる意味がなくなると述べていた。しかし、8度目となるカメルーンのW杯はまたしても短いものになる恐れがある。

 ソング監督は「残念な気持ち。もっと良い結果を期待したが、このレベルのサッカーは小さなディテールで決まってしまう。だが、どんなこともまだ実現可能だと分かっている」とコメントした。

 この試合の前には、カメルーンのレジェンドで、大会の最年長ゴール記録を持つロジェ・ミラ(Roger Milla)氏が表彰され、ベスト8進出を果たした1990年のイタリア大会(1990 World Cup)の後では1勝しか挙げられていない同国の栄光を思い起こさせるセレモニーとなった。(c)AFP/Martyn WOOD