【11月25日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)に出場しているブラジル代表のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が、24日の初戦で足首をくじき、一両日中の診断を待っている状況であるとチーム医師が試合後に明らかにした。

 フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)でプレーする30歳のネイマールは、チームが2-0でセルビアに勝利したこの日の試合で79分にベンチへ下がった。

 試合後にはひどく足を引きずっている姿が目撃されていたほか、写真では右足首が腫れ上がっている様子が確認された。スタジアムを後にする際には、うなだれた様子で報道陣の取材には応じなかった。

 チームドクターを務めるロドリゴ・ラスマール(Rodrigo Lasmar)氏は、ネイマールが相手選手とぶつかった際に負傷したと明かし「より良い診断を得るには24時間から48時間待つ必要がある」と述べた。また「MRI検査などの予定はなく、あすには新たな診断が出ることになっている」とし、「とにかく待つしかない。けがの具合に関する早計なコメントは差し控える」と語った。

 ブラジルを率いるチッチ(Adenor Leonardo Bacchi aka Tite)監督は、ネイマールが足首を痛めた当初ピッチに残った理由について、「チームが彼を必要としていたからだ」と説明。さらに、W杯でのプレーが絶望的になる可能性については否定し「ネイマールがこれからも今大会でプレーするのは間違いない」と述べた。(c)AFP