【11月24日 AFP】ロシア国防省は24日、ウクライナの首都キーウに対する攻撃は実施しておらず、被害は「外国やウクライナ」の防空システムのミサイルが原因だと主張した。キーウでは前日、主要なエネルギーインフラが攻撃を受けた。

 国防省は「キーウ市内の標的への攻撃は一度も行っていない」とし、被害は「キーウの住宅地に設置されている外国やウクライナの防空システムのミサイルが落下した結果」だと主張した。

 一方で、「ウクライナ軍司令部とそれに関係した電力施設」に対しては「大規模攻撃」を実施したと認めた。

 キーウでは23日、砲撃で17歳の少女を含む3人が死亡した。気温が氷点下となる中、ウクライナの大部分は夜通し停電と断水が続いた。

 ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は、「ウクライナ指導部がもしロシア側の条件を満たすなら、状況を正常化するためのあらゆる機会が与えられている」と述べた。(c)AFP