【11月24日 AFP】ロシア下院は24日、LGBTなど性的少数者に関する「プロパガンダ」を禁止する法案を全会一致で可決した。ロシアはウクライナ侵攻のさなかに、保守化傾向を強めている。

 下院のビャチェスラフ・ウォロジン(Vyacheslav Volodin)議長はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)で、「非伝統的な性的関係に関するいかなるプロパガンダも、何らかの結果を伴うだろう」と警告し、同法は「欧米諸国が広める邪悪から、われわれの子どもたちや国の将来を守ることになる」と強調した。

 法案が成立するためには、上院での可決とウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の承認が必要となるが、これらは形式的な手続きで、成立は確実とみられている。(c)AFP