【11月28日 People’s Daily】中国が提唱する「デジタル・シルクロード」は、2017年に正式に打ち出されて以来、「一帯一路(Belt and Road)」沿線国のデジタルインフラ構築の推進、インターネット普及率の向上、デジタルインフラの相互接続の促進を継続的に支援し、関係国の経済成長とデジタル・トランスフォーメーション(DX)のための新たな機会を創出し、「一帯一路」建設のイノベーション発展を継続的に推進している。

 中国の工業・情報化省のデータによると、中国のデジタル経済の規模は2017年から2021年の間に27兆元(約533兆8100億円)から45兆元(約889兆6800億円)超に成長し、年間複合成長率は13.6%に達し、世界第2位の座をキープしている。中国国家インターネット情報弁公室が最近発表した報告書によると、中国のデジタル技術のイノベーション能力が近年急速に高まっているという。中国の人工知能(AI)、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、ブロックチェーン、量子情報などの新興技術は、世界トップクラスに位置付けられている。

 その上で、中国の「一帯一路」沿線国・地域とのデジタル経済協力は深化を続け、発展の配当を分かち合っている。現在、中国は17か国と「デジタル・シルクロード」での協力に関する覚書を締結し、23か国と「シルクロード・Eコマース」に関する二国間協力メカニズムを構築し、近隣諸国と34本の越境陸上光ケーブルと多くの国際海底ケーブルを建設している。

 アリババ(Alibaba)や百度(Baidu)といった中国の大手ハイテク企業は、中東・北アフリカ地域のビジネス市場や通信市場に大々的に進出している。また、業界関係者の間では、世界最大の通信機器サプライヤーの1つであるファーウェイ(Huawei)は、5Gネットワークのグローバルリーダーとみなされている。2018年、ファーウェイはカタールで最初の完全外資系テクノロジー企業の1つとなり、現地の5G技術の開発を推進してきた。2019年には、ファーウェイはサウジアラビアでも主要な通信事業者であるザイン(Zain)と協力協定を結び、同社の中東・北アフリカ地域初の5G LAN建設プロジェクトを支援している。また、アラブ首長国連邦(UAE)の通信事業者数社は、5Gネットワークサービスにおいてファーウェイと協働している。さらに、ファーウェイはエジプトのカイロに研究開発センター「北アフリカ・オープンラボ」を開設し、多くの大学と提携を結び、現地の学生へのトレーニングを実施している。

 2022年1月、国務院は「『十四・五』デジタル経済発展計画」を発表し、中国のデジタル経済企業の「走出去(海外進出)」および、国際協力への積極的な参加を支援することを打ち出した。今後、中国はデジタル経済における国際協力を強化し、制度的環境をさらに整備することで、デジタル産業の「走出去」のための有利な環境を整えていくだろう。(c)People’s Daily/AFPBB News