【11月28日 Xinhua News】中国上海市の長江河口でこのほど、国内の水中考古学で最大となる木造沈没船「長江口2号」が引き揚げられた。作業では「アーチ梁(はり)による非接触型の文化財全体移設」と呼ばれる技術が世界で初めて用いられ、1万トン級のサルベージ船「大力」と沈没古船の引き揚げ用に建造された作業船「奮力」が長江河口の横沙島周辺水域で実施した。

 長江口2号は清代の商船で、全長約38.1メートル、幅約9.9メートル。事前の調査で31の船室があることが確認されている。保存状態も良く、膨大な数の遺物が積まれているという。(c)Xinhua News/AFPBB News