【11月23日 AFP】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン(Taliban)暫定政権は24日、礼拝への参加を促すため、首都カブールに屋外スピーカーを400個新設したと発表した。

 勧善懲悪省はさらに、誰もが集団礼拝に参加できるよう、市内の空き店舗や使われていない建物数百軒をモスク(イスラム礼拝所)に改装したと明らかにした。

 同省は「前政権下で一部の屋外スピーカーが撤去され、アザーン(礼拝の呼び掛け)を聞けなくなっていた」とツイッター(Twitter)に投稿した。同時にアザーンを聞くことができるよう、新しいスピーカーは市内各地に設置されるという。

 現地メディアは同日、勧善懲悪省がカブールの特定地域の商店に対し、最も重要とされる金曜礼拝の際には店を閉めるよう命じたと報じている。

 アザーンはアフガン各地で聞こえてくるが、特に都市部で多い。町中のモスクが1日5回の礼拝の時刻に合わせ、放送する。(c)AFP