【11月24日 KOREA WAVE】韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領と中国の習近平国家主席の首脳会談後、韓国映画が中国のOTTで上映され、制限解除に対する期待が再び高まっている。

中国のOTTプラットフォーム「騰訊視頻(テンセントビデオ)」に最近、俳優キム・ミニが主演したホン・サンス監督の映画「川辺のホテル」(2018)が「江辺酒店」というタイトルでアップされていることが確認された。

中国OTTでの韓国映画上映は、中国政府が2016年に、韓国の最新鋭迎撃システム「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル」配置を問題視して事実上の「限韓令」(韓流禁止令)を下して以来、6年ぶりだ。

昨年末から限韓令が少しずつ緩和されるのではないかという期待感が出てきた。昨年12月3日に、韓国の「国民的なおばあちゃん」ナ・ムニ主演の「オー!ムニ」が中国の主要都市で公開されたためだ。中国本土で韓国映画が公開されたのは2015年、チョン・ジヒョン、イ・ジョンジェ主演の「暗殺」以来だった。以前は「鳴梁」(2014)、「泥棒たち」(2013)などの韓国映画が現地で公開されている。

また、ドラマ「トッケビ」により、中国でも人気を得た俳優イ・ドンウクが、グローバル男性ファッション雑誌「GQ」中国版12月号の表紙モデルとして登場したのも、こうした期待感を高めている。そのうえ、今年が韓中国交正常化30周年のため、文化交流を機に両国交流が再び活性化するのではないかという観測も出ている。

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