【11月24日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)の初戦でドイツを2-1で下した日本代表の森保一(Hajime Moriyasu)監督は23日、独ブンデスリーガで経験を培ってきた選手たちがもたらしたこの白星を称賛した。

 日本代表は8選手がドイツ国内でプレーしており、日本に歴史的勝利をもたらしたゴールもそのうちの2人が挙げたものだった。

 前半にイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Guendogan)のPKで先制された日本だったが、後半にはGK権田修一(Shuichi Gonda)が好セーブを連発。相手ディフェンスの背後にスペースができ始めると、途中出場となったSCフライブルク(SC Freiburg)の堂安律(Ritsu Doan)とVfLボーフム(VfL Bochum)の浅野拓磨(Takuma Asano)が終盤にネットを揺らし、驚きの逆転勝利を果たした。

 後半の戦術変更が流れを変えたと語った森保監督は、勝利の真の礎になったのは選手たちが欧州で受けているサッカー教育だと評した。

 森保監督は「ドイツには今回の26人の日本代表のうち、7人がブンデスリーガ1部、1人が2部」にいると語り、「世界のトップの激しく厳しいタフなリーグの中で日本人選手が学び、力をつけている」とコメントした。

 一方で権田は、22日にサウジアラビアがアルゼンチンに逆転勝利した試合を見て、チームが触発されたと明かした。

「ロースコアで推移していれば、サウジアラビアもそうですけど、僕らがしっかり最後まで走り切れればチャンスがあるとチームのみんなで話していた。僕の仕事は、1点取られようが2点取られようが、とにかくできる限りロースコアで終えておくことです」

 グループEの日本は次戦でコスタリカと対戦し、その後スペインとの第3戦に臨む。(c)AFP/Andrew MCKIRDY