【11月26日 CGTN Japanese】中国南部の海南省海口市で開催中の2022年中国宇宙大会で、中国が有人月面着陸に使用する次世代有人ロケットの開発について、「2030年までに完成させる」ことが明らかになりました。

　中国航天科技集団第一研究院の長征シリーズ打ち上げ用ロケットの顧問チーフエンジニアを務める龍楽豪氏は取材に対し、「次世代有人ロケットの機体の直径は長征5号打ち上げ用ロケットとほぼ同じだ。熟成されたロケット技術を総合的に運用することで、中国の有人月面着陸ミッションのニーズを満たすことができる」と述べました。

　これとは別に、大型打ち上げ用ロケットも現在開発中で、その機体の直径は10.6メートル、高さは110メートル前後で、（地表面に近い）低軌道への打ち上げ能力は約150トン以上、月遷移軌道への打ち上げ能力は50トン以上に達します。(c)CGTN Japanese/AFPBB News