【11月23日 AFP】米大リーグ機構(MLB)は22日、2022年シーズンのカムバック賞が発表され、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)のジャスティン・バーランダー(Justin Verlander)投手とセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)のアルバート・プホルス(Albert Pujols)野手が選出された。

 39歳の右腕バーランダーは、アストロズを2017年以来となるワールドシリーズ制覇に導き、前週には満票でサイ・ヤング賞(Cy Young Award)に輝いていた。

 2011年にア・リーグ最優秀選手(MVP)に輝いたバーランダーは、2020年はわずか6投球回にとどまり、昨シーズンも右肘の靱帯(じんたい)を修復するトミー・ジョン(Tommy John)手術を受けたため全休したが、今季は18勝4敗の成績を残し、防御率1.75をマークした。

 42歳の強打者プホルスは、MLB22年目にして最終シーズンに往年のプレーを取り戻し、通算700本塁打を突破してナ・リーグのカムバック賞を獲得した。

 カージナルスと契約を結んだのは開幕わずか10日前だったが、31本塁打を打った2016年以降では最多となる24本塁打を放ち、通算本塁打を703本まで伸ばした。これはバリー・ボンズ(Barry Bonds)、ハンク・アーロン(Hank Aaron)、ベーブ・ルース(Babe Ruth)に次ぐ大リーグ歴代4位の記録となっている。(c)AFP