【11月23日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)は22日、グループDの試合が行われ、前回王者フランスは4-1でオーストラリアに逆転勝利。オリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)が2得点を決めて代表歴代最多ゴールに並び、連覇へ順調に滑り出した。

 試合は開始わずか9分、クレイグ・グッドウィン(Craig Goodwin)の得点でオーストラリアが先制するまさかの展開となった。さらに、大会前からけが人が相次いでいるフランスは、その過程で左SBのリュカ・エルナンデス(Lucas Hernandez)が負傷した。

 しかしチームはそこから立ち直り、アドリアン・ラビオ(Adrien Rabiot)が同点ゴールを決めると、32分にはジルーが流し込むだけの得点を決めて逆転に成功した。

 後半はキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)にも得点が生まれ、最後はジルーがティエリ・アンリ(Thierry Henry)の最多記録に並ぶ代表通算51ゴール目を挙げて勝利を決定づけた。

 現在36歳で、代表115試合に出場しているベテランのジルーは、フランス代表ではW杯の最年長スコアラーとなった。カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が健在であればこの試合に出場していた可能性は低いが、ベンゼマが太ももを負傷して離脱したことで、チャンスがめぐってきた。(c)AFP/Andy SCOTT