【11月23日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)は22日、グループCの試合が行われ、サウジアラビアが2-1でリオネル・メッシ(Lionel Messi)を擁するアルゼンチンを破り、W杯史上最大級の番狂わせを起こした。

 W杯優勝2回の強豪国で、36戦無敗と好調を維持して大会に乗り込んできた優勝候補のアルゼンチンに対し、サウジアラビアは序盤にメッシのPKで先制されたが、後半にサレー・アル・シェフリ(Saleh Al-Shehri)のゴールで同点に追いつくと、立て続けにサレム・アル・ダウサリ(Salem Al-Dawsari)が衝撃的な逆転ゴールを決めた。

 サウジアラビアにとっては、完全に勝利に値する内容だった。身体能力に優れるサウジアラビアは、リスキーな高いディフェンスラインを敷いた前半、相手の得点かに思われた場面がオフサイドで3回ノーゴールになる幸運に恵まれると、後半開始後すぐの混沌(こんとん)とした流れの中で相手に一気に襲いかかり、2点を決めてアルゼンチンとの通算5回目の対戦で初勝利を収めた。(c)AFP/Barnaby CHESTERMAN