【11月22日 AFP】 北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けて国連安全保障理事会(UN Security Council)の緊急会合が開かれたことについて、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン、Kim Yo Jong)同党副部長は、安保理は米韓両国の軍事演習を黙認しているとして、「ダブルスタンダード(二重基準)」だと批判した。

 朝鮮中央通信(KCNA)が22日、伝えた。与正氏は、「(安保理は米韓の)危険な軍事演習や強欲な軍事増強を黙認」していると指摘した上で、「これは明白な二重基準の適用だ」と非難した。

 与正氏は、米国が朝鮮半島(Korean Peninsula)を新たな危機的状況に追い込んでいるとし、「最も激烈な抵抗」に出る可能性があると警告した。

 韓国軍によると、北朝鮮が18日に発射した弾道ミサイルは1000キロ飛行し、最高高度は6100キロに到達した。(c)AFP