【11月22日 CGTN Japanese】中国では、巨大なアーチ型の柱状構造物22本で構成される長さ48メートル、幅19メートル、高さ9メートル、重さ約8800トンの、水底作業で使われる大型装置のケーソンに乗せられた歴史的な商船の「長江口2号」が21日未明、引き揚げ作業船「奮力輪」の甲板中央にある水中にまで貫通する開口部からゆっくりと姿を現しました。

 歴史的な沈没船「長江口2号」が150年ぶりに再び陽光のもとに現れました。「長江口2号」は「奮力輪」によって楊浦上海造船所の跡地に運ばれます。そのことで、文化財保護と考古学発見の新たな段階が始まります。

「長江口2号」の保存状態が良好で、現在に至るまで、中国国内および全世界で発見された最多の文化財を積み込んだ歴史的な木造沈没船として、中国最後の封建王朝である清代末期の大型木造帆船の研究の空白を埋めるとされています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News