【11月23日 Xinhua News】中国原子力大手、中国広核集団(CGN)はこのほど、広東省(Guangdong)汕尾市(Shanwei)の汕尾甲子一50万キロワット洋上風力発電プロジェクトの風力発電機全78基が系統連系を実現したと明らかにした。同市ではすでに、後湖50万キロワット洋上風力発電プロジェクトが稼働しており、これにより同省東部初の100万キロワット級の洋上風力発電基地が全面的に完成し、発電を開始した。

 甲子一50万キロワットプロジェクトは、国内で初めて全容量の系統連系を実現したグリッドパリティー洋上風力発電プロジェクトで、汕尾市湖東鎮の南25キロの沖合にあり、海域の水深は30~35メートル。年間約15億キロワット時のクリーン電力を供給、標準炭約46万トンの節約と二酸化炭素(CO2)排出量約120万トンの削減が可能で、約3400ヘクタールの造林に相当する。

 CGNは国内で完成した洋上風力発電の規模が285万8千キロワットで、江蘇や浙江、福建、広東、山東など東部沿海地域の各省に洋上風力発電基地を展開している。(c)Xinhua News/AFPBB News