【11月22日 AFP】インドネシア・ジャワ(Java)島で21日、マグニチュード(M)5.6の地震が発生した。地元州知事と当局者は、死者が162人に増えたと明らかにしたが、国家防災庁(BNPB)は死者数を62人としている。

 米地質調査所(USGS)によると、震源の浅い地震が同日午後、西ジャワ(West Java)州チアンジュール(Cianjur)で発生。インドネシアは環太平洋火山帯(Pacific Ring of Fire)に位置し、地震や火山活動が頻発している。

 西ジャワ州の知事はAFPが確認した動画で、「残念ながら162人が死亡した」と発言。同州チアンジュールの地元当局者もAFPに対し、この死者数を事実と認めた。

 一方、国家防災庁は死者数を62人としている。同国で先月起きたサッカー場事故では、集計の間違いにより当局の発表する死者数が大きく増減していた。

 映像はチアンジュールでの被害。21、22日撮影。一部はチアンジュール当局が撮影したもの。(c)AFP