【11月22日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)でアジア勢が苦戦を強いられる中、日本代表FWの浅野拓磨(Takuma Asano)は21日、グループEの初戦で対戦するドイツについて「何も恐れることはない」と述べた。

 今大会では20日の開幕戦で開催国カタールがエクアドルに0-2の完敗を喫し、翌日の試合でもイランがイングランドに2-6と大敗しているが、ドイツ・ブンデスリーガ1部のVfLボーフム(VfL Bochum)に所属する浅野は、日本がドイツとの初戦で同じ運命をたどることはないと確信している。

 浅野は「間違いなくアジアと欧州、南米のレベル差はまだまだある」としつつ、「こういう大会は何が起こるか分からない」とコメント。「技術とか戦術とかいろんなクオリティーも必要になってくるが、最後は気持ちの強いチームが試合をものにできると感じているし、(先輩から)そういう話も聞いている」と話した。

 日本の登録メンバーにはブンデスリーガでプレーする選手が8人もおり、選手たちは今大会でも劣っているという感覚はないと断言する。

 イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)に所属するDF冨安健洋(Takehiro Tomiyasu)は、日本は現実的になる必要があるが、失点しないことが最優先だと話す。

 冨安は「もちろんリアリスティックにならないといけない時もある。どうしてもサッカーをしている以上は立場もあるので、バランスは試合ごとに変えていく必要がある」としながらも「リスペクトしすぎる必要はない」と語った。

 今大会のグループステージでドイツ、コスタリカ、スペインと同組に入った日本は、W杯でこれまでベスト16の壁を越えたことがない。しかし、リバプール(Liverpool FC)でもプレーした南野拓実(Takumi Minamino)は、相手のクオリティーに萎縮していない。

 南野は「相手の方が格上だと思うけど、逆にチャレンジャーという気持ちで、失うものが何もない。そういう気持ちで臨めればいい」とコメントした。(c)AFP