【11月22日 AFP】サッカーアルゼンチン代表のスーパースター、リオネル・メッシ(Lionel Messi)は21日、W杯カタール大会(2022 World Cup)が自身5回目のW杯にして優勝を目指す最後のチャンスになると思われる中で、大会を存分に楽しみたいと決意を口にした。

 メッシは現在35歳になり、数々のトロフィーを掲げたその輝かしいキャリアが終わりに近づいている。この日ドーハで臨んだ記者会見では、「おそらく自分にとって最後のW杯であり、われわれ皆が抱いている大きな夢をかなえる最後のチャンスだ」とし、「今が最も幸せな瞬間かどうかは分からないが、最高の気分だ。年齢を重ねてより大人になった。全てを存分に味わいながら、最大限の強度で生き、全ての瞬間を楽しみたい」と語った。

 また、「今は全てのことをより一層楽しんでいる。前はそんなこと考えもしなかった」といい、「年齢とともに物事の見方が違ってくるし、以前はそれほど重要ではなかったような、ほんの小さなこまごまとしたことが、もっと大切になってくる」と話した。

 メッシはこのところ、チームとは別メニューの練習を2度こなしており、22日に行われるサウジアラビアとのグループC初戦に間に合わないのではないかとささやかれているが、「ちょっとぶつけてしまって、念のために個別トレーニングにしただけで、特に珍しいことではない」と述べ、ファンの不安を一蹴した。(c)AFP/Barnaby CHESTERMAN