【11月22日 AFP】ロシア軍が今月撤退したウクライナ南部ヘルソン(Kherson)で、同軍が拘束した人々を拷問していた施設が4か所見つかった。ウクライナ検察庁が21日、発表した。

 同庁は「占領軍が同市を掌握中、違法に人々を拘束し、残忍な拷問を行った施設4か所を、警察官や専門家と共に査察した」と説明。ロシア軍はさらに、ヘルソンの拘置所と警察署に「疑似法執行機関」も設置していたとした。

 現場からはゴム製の警棒や木製バットの他、「占領軍が民間人を電気で拷問した装置」の残骸が見つかった。施設の運営について記録した書類も残されていたという。(c)AFP/Dmytro GORSHKOV