【11月21日 CGTN Japanese】中国東海沖で漁をしていた浙江省(Zhejiang)台州市(Taizhou)の漁師がイルカの群れを撮影しました。その数は合わせて十数頭で、水先案内人のように約2時間にわたって漁船の前方を泳ぎ続けていたそうです。

 イルカの群れを発見したのは11月15日午後4時頃でした。南西方向から漁船に近づいてきた後、前方で伴走するように泳いだり、跳ね上がったりして戯れていました。撮影した鄭彬彬(Zhen Binbin)さんによりますと、ここ数年、沖ではイルカの群れによく遭遇することはありましたが、そのほとんどが遠くから眺めるものだったということです。今回のように漁船のすぐ近くまでやってきて、長時間泳ぎ続けるというケースは初めてです。「まるで護衛しに来てくれたようで、素敵な体験だった」と鄭さんは振り返りました。

 専門家によりますと、鄭さんたちが撮影したのはくちばしの長いハセイルカで、中国では国家2級保護野生動物に指定されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News