【11月21日 AFP】22F1最終第22戦アブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2022)は20日、決勝が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が、最多記録を更新するシーズン15勝目を挙げた。アストンマーティン(Aston Martin F1)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は、現役最終戦で10位入賞を果たした。

 スタートからフィニッシュまで圧巻だったフェルスタッペンは、アブダビGPは3年連続の優勝で、キャリア通算では35勝目。しかし、チームメートのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)がフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)を破り、年間2位に入るのを助けることはできなかった。

 ルクレールは正確な走りでワンストップ作戦を成功させ、終盤はツーストップでタイヤがフレッシュなペレスの攻勢に耐えて自身の年間2位、さらにチームのコンストラクターズ選手権2位を確保した。

 フェラーリのカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が4位に入り、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)、マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)、アルピーヌ(Alpine)のエステバン・オコン(Esteban Ocon)、アストンマーティンのランス・ストロール(Lance Stroll)の順で続いた。

 マクラーレンのダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が9位となり、4連覇の経験を持ち、今季限りで引退するベッテルは最後のレースで10位に入った。アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は11位だった。

 メルセデスのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)はレースの大半を通じてマシンに苦しみながらも3位で走っていたが、油圧の問題で終盤にリタイア。キャリア初の0勝でシーズンを終えた。(c)AFP