【11月21日 AFP】サッカーイングランド代表のギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)監督は20日、強い「包括性」のメッセージを発するため、W杯カタール大会(2022 World Cup)でチームは試合前に膝をつくと明かした。

 ドーハで行われるイランとのグループB初戦前夜にサウスゲイト監督は、またしてもチームの展望に関するものと同じほど多くの政治的な質問を投げかけられた。

 今回のW杯は、カタールの移民労働者や女性、LGBTQ(性的少数者)への扱いに対する懸念が開幕前の話題を独占してきた。

 9月に行われた直近の試合でイングランドは、人種をはじめとした各種差別への反対を示す膝つき抗議を行わなかった。膝つきはイングランド・プレミアリーグでも下火になっているが、選手はW杯の試合前にこのジェスチャーを行うことで同意したという。

 サウスゲイト監督は「われわれは包括性が非常に重要であることを世界中に、特に若い人たちに示すために、膝つきが強力な意思表示になると感じている」と話した。(c)AFP/Steven GRIFFITHS