【11月20日 AFP】男子テニス、ATPファイナルズ(ATP Finals 2022)は19日、伊トリノ(Turin)でシングルス準決勝が行われ、大会第7シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が7-6(7-5)、7-6(8-6)で第8シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)を下し、史上最多タイとなる6度目の優勝に王手をかけた。

 決勝では、第3シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)と対戦する。初優勝を狙うルードは第6シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)を6-2、6-4で退けた。過去の対戦成績はジョコビッチの3戦全勝。

 今年は新型コロナウイルスワクチン未接種のため、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)と全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)に参加できず、シーズンの大半を欠場したジョコビッチは、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)に続く今季二つ目のメジャータイトル獲得を目指す。

 ジョコビッチは決勝に向け「もちろんシーズン最後の試合だから全力を尽くす。ベストのプレーをしたい」と意気込み、「また大きなタイトルに挑戦できるのが非常に幸せ」と話した。(c)AFP/Igor GEDILAGHINE