【11月20日 AFP】今年の世界最優秀選手賞バロンドール(Ballon d'Or)を受賞したサッカーフランス代表のFWカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が、左太ももの負傷のため、W杯カタール大会(2022 World Cup)を欠場することが19日に発表された。連覇を目指すチームには大きな痛手となる。

 34歳のベンゼマは19日の練習中に負傷し、フランスサッカー連盟(FFF)から「3週間の療養」を要することが発表された。スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するベンゼマは、10月から太ももの問題に悩まされており、チームの直近6試合でわずか30分ほどしかプレーしていなかった。この日は前週にフランス代表のW杯メンバーが集まって以来初めて全体練習に参加したが、途中で切り上げていた。

 国際サッカー連盟(FIFA)の規則では、チーム初戦となるオーストラリア戦前日の21日までに負傷者が出た場合、ディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督は代わりの選手を招集できる。

 フランス代表では、すでにMFのポール・ポグバ(Paul Pogba)とヌゴロ・カンテ(N'Golo Kante)、第2GKだったマイク・メニャン(Mike Maignan)がけがで代表メンバーを外れ、さらにDFプレスネル・キンペンベ(Presnel Kimpembe)とFWクリストファー・エンクンク(Christopher Nkunku)も不参加となり、ベンゼマの負傷はデシャン監督にとって非常に大きな頭痛の種となる。(c)AFP