【11月19日 AFP】世界ラリー選手権(WRC)に参戦するトヨタ(Toyota)は18日、通算8度の総合優勝を誇るセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)が、来季もスポット参戦を継続すると発表した。

 2022年シーズンも出場を制限していた38歳のオジェは、勝田貴元(Takamoto Katsuta)とシートをシェアすることになった。勝田はヒョンデ(Hyundai)に移籍したエサペッカ・ラッピ(Esapekka Lappi、フィンランド)に代わりトップチームに昇格した。

 オジェは今季13戦中6戦しか出場していないものの、総合6位を記録する健闘を見せ、先月行われた第12戦のラリー・スペイン(RallyRACC Rally de Espana 2022)では通算55回目の優勝を飾った。

 トヨタ・ガズーレーシング(Toyota Gazoo Racing)の発表文でオジェは「2023年も今年と同じような参戦の形をとり、TGRでの4年目の年を迎えられることをとてもうれしく思っています。トップチームでラリーに参戦し、自分の情熱を継続できることをありがたく思っています」と述べた。

 オジェは今年はじめ、将来的に再びフル参戦する可能性を除外しなかったものの、それには競技に「完全に集中」する必要があるとしている。(c)AFP