【11月19日 AFP】米ポップ歌手テイラー・スウィフト(Taylor Swift)さんは18日、自身のツアーのチケット販売で大きな混乱が生じたことを受け、チケット販売大手チケットマスター(Ticketmaster)を批判し、大勢のファンがチケット購入に苦労したことは「苦痛」だと述べた。

 チケットマスターで行われたスウィフトさんの「ジ・エラズ・ツアー(The Eras Tour)」のチケット先行販売では、サイトの不具合や長い待ち時間といった問題が数日間にわたり続き、18日に予定されていた一般発売が前日になって急きょ中止された。

 スウィフトさんはインスタグラム(Instagram)への投稿で、これまで築いてきたファンとの関係を外部の団体に委ねることはとても難しく、「ミスの発生をなすすべなく見ているのはとても苦痛」と説明。チケットマスターに直接言及はしなかったが、「これほどの需要に対応できるかどうか何度も尋ね、できると約束されていた」と苦言を呈した。

 また、「240万人がチケットを購入できたのは本当に素晴らしいけれど、多くの人がチケット入手のためにクマの襲撃を何度もかわしたような気持ちになっていることは、本当に腹立たしい」と表明した。

 チケットマスターは、「異例の高い需要とチケット在庫の不足」により一般販売を中止したと説明。先行販売では、必要なコードを持たないファンがチケットを購入しようとした他、「驚異的な数のボット攻撃」もあり、アクセス件数はそれまでの最多記録の4倍に当たる35億件に上ったと釈明している。(c)AFP