【11月22日 Xinhua News】中国新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)バインゴリン・モンゴル自治州ロプノール県でこのほど、艾海鵬(がい・かいほう)さんと淩磊(りょう・らい)さんが管理する3千ムー(200ヘクタール)の「スーパー綿花畑」が豊作となった。

 2人が「スーパー綿花畑」での栽培と管理に挑戦するのは今年で2年目となる。農業用小型無人機開発大手の広州極飛科技(XAG)は2021年初め、同県興平鎮で「スーパー綿花畑」プロジェクトを始動した。艾さんと淩さんは、衛星測位システム「北斗」を使いデジタル農業プラットフォームを構築、畑に土壌センサーや気象観測装置、農作業情報記録装置などのデバイスを設置して、インターネットと人工知能(AI)技術を駆使して畑の管理を行っている。今年は防風や病害虫防除、スマート施肥などの面で、改良と改善を進めた。

 以前の栽培モデルでは、3千ムーの綿花畑を管理するのに25~30人の人手を要したが、「スーパー綿花畑」ではわずか2人で対応が可能。これまでの収穫状況から判断して、今年の「スーパー綿花畑」の収量は1ムー(約667平方メートル)当たり400キロに達する見込みで、昨年より収量は増加し品質も大幅に向上している。今年すでに販売されている綿の繊維の太さは良質のA級で、繊維の長さは29~30ミリに達している。(c)Xinhua News/AFPBB News