【11月18日 AFP】ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領は18日、米ファストフード大手マクドナルド(McDonald's)が自国から撤退し、代わりにロシアでウクライナ侵攻開始後に同社を引き継いだフランチャイズが営業を引き継ぐと発表したことについて「ありがたい」と発言した。

 ベラルーシ国内でマクドナルドを展開していた企業は今月に入り、名称変更を発表。22日からは、今年6月にロシアでマクドナルドを引き継いだフランチャイズの「フクースナ・イ・トーチカ(Vkusno i tochka)」という店名で営業される。「フクースナ・イ・トーチカ」は、ロシア語で「おいしい、以上」という意味。

 ルカシェンコ大統領は、18日に開かれた農業部門の代表者との会合で、マクドナルドが「撤退してくれてありがたい」と発言。「パンを半分に切って、そこに肉やポテト、レタスを挟む方法ならわれわれも知っている」と述べた。

 ルカシェンコ大統領は、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の盟友。ロシア軍が2月にウクライナ侵攻を開始した際、ベラルーシ領からもウクライナを攻撃した。これによりベラルーシ、ロシア両国は、西側から制裁を受けている。(c)AFP