【11月18日 AFP】ロシアが2014年に併合したクリミア(Crimean)半島の当局は18日、同半島内で「要塞(ようさい)化」を進め、防衛を強化していると明らかにした。隣接するウクライナ・ヘルソン(Kherson)州では、同国軍が領土を奪還しつつある。

 ロシア政府が任命したクリミアの新首長、セルゲイ・アクショノフ(Sergei Aksyonov)氏はソーシャルメディアに「クリミアの全市民の安全を保証するため、私の指揮の下でクリミア領内における要塞化作業が進められている」と投稿した。

 ウクライナ軍は過去数か月にわたり南部での攻勢を強めており、先週にはクリミアに接するヘルソン州の州都ヘルソンを奪還した。

 ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は、クリミア半島の奪還も目指すと表明している。

 10月には、クリミア半島とロシアをつなぐ橋が攻撃を受けて破壊された。ロシア側は、ウクライナによる攻撃だと主張している。(c)AFP