【11月18日 AFP】ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)を主催するオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)は17日、女子選手が生理中にプレーすることへの不安を和らげるために、来年から濃い色の下着を着用するのを認める方針を明らかにした。

 ウィンブルドンでは白で統一したウエアの着用が義務付けられており、この独自の伝統的な規定に対しては、以前から例外を設けるよう求める声が上がっていた。

 AELTCのサリー・ボルトン(Sally Bolton)最高経営責任者(CEO)は「選手たちが最高のパフォーマンスができるよう、われわれは彼らをサポートし、その意見に耳を傾けることを約束する」と述べた。

 さらに「選手および一部利害関係者の代表と協議した結果、大会の運営委員会は白の服装規定を改定する決断を下したことをお知らせする」とし、「これにより、来年からウィンブルドンに出場する女子選手は、希望があれば色の付いた下着の着用を選択できる。このルール適用によって潜在的な不安の種が解消され、選手たちが純粋にパフォーマンスに集中できるようになるのを願っている」と説明した。

 これに先立ち、サッカーイングランド・ウィメンズ・スーパーリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)をはじめとする女子チームも白いショーツでのプレーを取りやめており、今回の決断はそうした一連の動きに倣ったものとなっている。(c)AFP