【11月18日 AFP】米小売り・IT大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)は17日、人員削減に着手したと発表した。アマゾンをめぐっては、従業員約1万人を削減する計画が数日前から報じられていた。

 アマゾンのアンディ・ジャシー(Andy Jassy)最高経営責任者(CEO)は、公式ウェブサイトで、「経済は依然厳しい状況にある。当社はここ数年、急速に雇用を拡大してきた」と説明した。

 ジャシー氏は具体的な人数には言及していないが、既に人員削減に着手しており、来年初めまで続くとしている。

 電子書籍端末「キンドル(Kindle)」などの電子デバイスや実店舗部門が最初に影響を受けるという。

 アマゾンは9月末時点で、世界で約154万人を雇用していた。これにはクリスマスシーズンなどの繁忙期に雇用される季節労働者は含まれていない。

 新型コロナウイルスの流行でオンラインショッピングの利用が増えたのを背景に、同社の従業員数は2020年第1四半期からの2年間で倍増し、162万人となっていた。(c)AFP