【11月18日 AFP】米大リーグ(MLB)は17日、2022年シーズンの最優秀選手(MVP)が発表され、ア・リーグではニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のアーロン・ジャッジ(Aaron Judge)が、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)の大谷翔平(Shohei Ohtani)を抑えて受賞した。

 今季のジャッジは、1961年にロジャー・マリス(Roger Maris)が樹立したア・リーグ最多記録を更新する62本塁打をマーク。また、131打点、391塁打、133得点と本塁打以外でも両リーグトップの成績をマークした。

 2021年シーズンのア・リーグMVPに輝いた大谷との一騎打ちが予想されていた中、全米野球記者協会(BBWAA)の記者30人による投票で、ジャッジは28人から1位票を獲得し、大谷に残りの2票が入った。

 二刀流のスター選手である大谷は、ジャッジについて「一選手として毎日見ていましたし、また打ったな、また打ったなと、楽しませてもらった人間の一人だと思います」とコメントした。

 一方、ナ・リーグでは、セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)のポール・ゴールドシュミット(Paul Goldschmidt)が22人から1位票を獲得し、チームメートのノーラン・アレナド(Nolan Arenado)らを抑えて受賞。同球団では2009年のアルバート・プホルス(Albert Pujols)以来の選出となった。

 現在35歳のゴールドシュミットは今季、ナ・リーグトップおよび自己ベストの長打率.578をはじめ、打率.317、35本塁打、115打点を記録する活躍でカージナルスの中地区優勝に貢献するなどし、キャリア最高のシーズンを過ごした。(c)AFP