【11月17日 AFP】男子テニス、ATPファイナルズ(ATP Finals 2022)は16日、伊トリノ(Turin)でシングルスのラウンドロビン2試合が行われ、大会第7シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は第6シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)を6-4、6-1で下した。

 2試合連続のストレート勝ちを収めたジョコビッチは、準決勝進出が決定。試合後には全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)出場のために必要なビザ(査証)を取得したと明かし、そのことが弾みになったと語った。

 今年は新型コロナウイルスワクチン未接種のためオーストラリアから国外退去となり、全豪オープンに出場できなかったジョコビッチは「それ(ビザ取得)がきょうの試合に影響を与えたか? そうだったと思う」と話し、「オーストラリアでのシーズン開幕に向け、オフシーズンの過ごし方がようやく明確になったことで、プレッシャーも少し緩和された」と続けた。

 また、この日の試合については「今年プレーした中でもベストの一つだった。特に第2セットは良かった。とにかく本当に完璧なセットだった」と振り返った。

 14日の初戦でも第2シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)に勝利していたジョコビッチは、18日に予定されている第4シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)戦の結果に関係なく4強入りが確定。「準決勝に進出できとてもうれしい。それと同時にその試合(メドベージェフ戦)にも勝ちたいし、ここでは全試合で勝利したい」とコメントした。

 同組の他の試合では、チチパスがメドベージェフに6-3、6-7(11-13)、7-6(7-1)で勝利。2019年大会王者のチチパスは、準決勝進出を懸けて18日にルブレフと対戦する。一方のメドベージェフは2連敗で敗退が決まった。(c)AFP